タイトルで反応した方はおそらく司書さん以外にもいらっしゃることでしょう…
さて、先延ばしにしていましたが新しい仕事の話をします。
無職から半年経過あたりで焦っておりました。
自己都合退職だったので失業手当給付期間が終わりに近づいていたためです。
かといって就職先に妥協はできないと思っていたので職種の幅を事務職以外に広げました。
ようやく見つけた職種は「校閲」という仕事です。
---
[名](スル)文書や原稿などの誤りや不備な点を調べ、検討し、訂正したり校正したりすること。「専門家の―を経る」「原稿を―する」
典拠 goo辞書
---
ざっくりと説明すると、書く仕事を全力でフォローする裏方のお仕事ですね。
人は何か物事を書く際、誤字・脱字をしてしまうことがあります。
おそらく私もこれまでの記事を書いてきて誤字の箇所があることでしょう(白目)
そんな誤字・脱字や、書かれた媒体やルールが守られてるかをチェックします。
書かれたことが事実であるか確認をすることもあります。
これが結構大変です。
書いている人が、書く仕事を専門としていない一般人だと誤字がとんでもなく多いです。(プロでも誤字はありますが)
日本語もおかしいことが多いので、チェックするこちらも気が狂いそうになります笑
書く人本人の口癖や方言など、自分では気づかずに日常的に使っているワードが多用されていると「読みずらっ!」となります。
指摘箇所を伝えるのも勇気と対応力も必要です。
また、たくさんの多種多様なテーマの案件をチェックするにあたり、好奇心が不可欠です。
なぜなら書いてあることに対して事実確認が必要なことがあるからです。
さあ、ここで思い返してください。
レファレンスで培ったスキルを…!
ー-----
・利用者対応
→ヒアリング力が身につく
➡︎聴くことができるということは読むことだってできる!!(無理やりすぎる…)
・問い合わせ内容の調査
→リサーチ技術が身につく
➡︎事実確認にはもってこいの技術です!!
・調査結果の報告
→情報の提供力がつく
➡︎報告する→言いたいことがまとまっている
伝えたい話がまとまりやすい!!
ー-----
ちなみに校閲は、ぶっちゃけ地味な仕事です。日の目を見ません。誰からも褒められません。
でもこの仕事は確実に誰かを支えています。校閲という仕事は全力で前を進む人を全力で支える仕事です。
なので、
ありがとう。(チェックしてくれて)
と言われる仕事です。
そう、支える仕事。
レファレンスも人を支える仕事ですよね。
似た点があると思いませんか?
司書にはアリ!のお仕事に思えてきてませんか?
司書とはいえ人それぞれの性格もあるので一概にあなたにピッタリ!とは言えませんが。
本音を言うと司書としてもっと働きたかったです。いまだ司書の求人をチェックすることもあれば、近隣の図書館に足を運んでみたくもなります。
ただ、最近ちょっとずつですが仕事が楽しいのです。
きっとそれは「支える仕事」としてやりがいを感じつつあるからだと思います。
図書館勤めで転職活動に悩んでいる人、これを読んで「司書だけがすべてじゃない」と安心していただせると幸いです。