派遣図書館員10年目が異業種へ転職活動した話。

元司書がつらつらとゆるく書いていきます。

レファレンスサービスというわたしの天職をご紹介

『図書館』というと、

本を貸出して返却するだけだと思っていませんか?

そんなことはありません。

 

今回はわたしが日々仕事していた

レファレンスサービスについてです。

 

『レファレンス』というサービスをご存じですか?利用したことはありますか?

 

利用者の《知りたい》を

調査・お手伝いする仕事で

図書館において大事な業務のひとつです。

 

例えば、わたしが勤務していた大学図書館

多かった問い合わせは

『先生からこういう内容の本を読んでくるように言われたけどありますか?』

『この論文(英語、独語、仏語、中国語など有)が読みたいから取り寄せてほしい』

『論文書いてて先生に参考文献が足りないと言われた。なにか的確な論文を収集する方法はないか』

など。

 

調査は数分〜一週間近くかかるものまであります。

 

調べ方としては色々な手段があります。

 

調べたい事柄はどんな図書、雑誌、新聞、辞書…どれを読めばわかるでしょう?

 

専門的なこととなると勤務館の情報じゃ足りなくて、その分野に詳しい学部のある大学図書館に相互協力をお頼みすることもあります。

図書館って持ちつ持たれつなんですよね。

それもレファレンスの醍醐味です。

他大学の図書館司書さんと話すのもわたしはこのやりとりが好きです。

 

そういう他館や施設とやりとりするには

どこに頼めばいいかわからなければいけないので

情報のアンテナは常に張り巡らせておかないといけません。

 

また、利用者さんが知りたい情報や典拠は、お尋ねされた時、うまく聞き出すためコミュニケーションも大事にしなければなりません。

 

それからまずそのテーマを調べるツールとしてどんレファレンス資料(調べ物に使う資料の通称 例:辞書、辞典など)を使えばよいか、

はたまたデータベースなども駆使しておかないといけません。

 

そして利用者の「これだ!」という資料を提供できたときの喜びといったらそれ以上の幸せはないのです。

 

図書館には色んな情報や知識で溢れてます。

そんなサービスを使わないなんて勿体無くないですか?

 

専門図書館の話ですが、

レファレンスを有効活用して起業してる事例もあるんですよ。

気になること、困っていること、

レファレンスに相談すれば

あなたの知りたいという好奇心をお手伝いします。

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ここまではレファレンスについての仕事紹介でした。

この業務を通して、どんなスキルが身についたか、異業種で何が活かせるのかを業務順(超おおまか)に箇条書きにしていきます。

 

・利用者からの問い合わせ対応

ヒアリング力が身につく

・問い合わせ内容の調査※

→リサーチ技術が身につく 

・調査結果の報告

→情報の提供力がつく

 

※検索技術者検定の勉強するとなお理解度高まりました

 

この3つだけでも凄いスキルの習得と思いませんか?!

わたしは思います。

だって他の業務じゃ成せないことですから。

 

じゃあ、これを活かした異業種ってなんだろう?

次回に続きます。